シリーズ『不登校過去最多の今』

 

こんにちは。実りの森🌳の西野 薫です。


 今日から、シリーズ『不登校過去最多の今』というタイトルで、7回に分けてコラムをお届けさせていただきます。

 この記事に触れてくださっている方は、不登校をどこか遠い世界のできごとではなく、身近に感じてくださっているかもしれません。今、身近に不登校の子どもが、いる、いないに関わらず、不登校は、誰にとっても、とても身近な“社会全体の課題”です。

 子どもの数が減る中、子どもが集団社会に出づらくなっている…。将来的な社会の構成を考えても心配ですが、ここではまず、集団に入ることが苦しい子どものことを考えたいと思います。

 子どもの不登校は、ごく限られた一部の家庭の問題ではありません。子ども個人の問題だけでもありません。学校だけの問題でもありません。逆に、家庭の問題であり、子ども個人の問題であり、学校の問題でもあります。これは複雑に絡み合っています。

 でも、犯人探しに何の意味もありません。なぜなら、もはや、不登校は大きな社会全体の問題だからです。社会が変わらないと、家庭や子どもや学校だけが頑張っても不登校は減らない。出口を見つけるためには、わたしたちが生きるこの社会を変えていく必要があります。

 そんなことを言ったって、今、不登校に悩んでいて、社会が変わるのを待っていられない…。それはその通りですね。

 なので、一番小さな社会の家庭で出来ることを、まず一緒に考えましょう。

 子どもの今の苦しみ、痛みを和らげるための方法を考えましょう。

 学校と足並みそろえて、子どものために、今、できることを考えましょう。

 そして、小さな輪の中から、小さく社会を変えていきましょう。

 その先に、子どもだけではない、大人たちも生きやすい社会を作っていきましょう。

 不登校が身近ではない皆さまも、子どもの不登校は社会への通知表と考えていただき、どうか他人事と思わず、不登校や子ども・ご家族への理解を深めるきっかけにしていただけましたら幸いです。

 さて、シリーズ『不登校過去最多の今』の目次です。

 このシリーズでは、現代の不登校について、相談先の種類と選び方、そして、武蔵小杉にある「実りの森」のサポートについて、詳しく解説していきます。

はじめに 「うちの子、学校に行きたがらない…もしかして不登校?」

1. 不登校、34万人超の時代:相談先選びの前に知っておきたいこと

2. 不登校の相談先:どこに相談すればいい?

3. 不登校の相談先:選び方のポイント

4. 実りの森:こころの専門家による不登校の包括的サポート

5. 不登校に関して多く寄せられる相談

6. 不登校の保護者さまに伝えたいこと(心構え、対応方法)

「うちの子、学校に行きたがらない…もしかして不登校?」

 お子さまの登校渋りや不登校に直面し、どこに相談すればいいのか分からず、お一人で悩んでいませんか?
 文部科学省の調査によると、不登校の小中学生は過去最多を記録し、減少の兆しは見られません。

 不登校の原因は、一人ひとり異なり必要なケアも異なります。

 実りの森では、子どもにも「休む権利」「学ぶ場を選ぶ権利」があると考え、登校することのみを優先事項にしていませんが、保護者の皆さまの切実な声が日々届きます。

「このまま学校に行けなくなったらどうしよう…」
「子どもの将来が心配…」
「このままでは、仕事を辞めるか、長期に休まなくてはならないかもしれない」

「誰に相談すれば、解決できるの?」

 そんな不安や悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
 不登校の根本原因は社会状況と密接に絡み合っていますが、個別に見ていけば、お子さまの不登校は、早期に適切なサポートを受けることで、より良い方向に道が開けます。
 
 実りの森は、臨床心理士・公認心理師、臨床発達心理士、精神保健福祉士、ファイナンシャルプランナーなど、様々な専門家が連携し、お子さまだけでなく、ご家族全体を包括的にサポートする相談機関です。

「どうか、もうお一人で悩まないでください。」
私たちと一緒に、お子さんの未来につながる一歩を共に踏み出しましょう。

【まずはお気軽にご相談ください】

 ところで、実りの森…という名前は、森の豊かさを表したくて付けました。

 わたしは北海道出身です。北海道の森には、子どもの背丈くらいの笹やフキが生い茂っています。暗くうっそうとした森の中で迷ったように感じると、それはそれは恐怖でいっぱいになります。肉食動物の気配に、全身が凍り付くような恐怖もあります。

 ですが、森には無限と思えるほどの恵みもありました。木の実、山菜、きのこ…陽の光が射して、この世のものとも思えない美しい光景が広がることもありました。

 不登校の子どもたち、心の悩みを抱える子どもたちは、今、うっそうとした森の中にいるかもしれない。でも、そこには、豊かな実りもあるはずです。

 不登校も、心の悩みも、挫折ではない。

 この時間を豊かな実りに変えるため、わたしたち心理士はいます。

 正確には、わたしたちが変えるのではなく、子どもたちのこころの目が変わっていくのをお手伝いするのですが…

 「こころの時代」と言われるようになって久しいですが、さてはて、わたしたちは、こころのために、日々、どれくらい時間と労力とお金をかけているでしょう。美容室や整体や塾にかけている時間の方が長いかもしれません。美容室も、整体も、塾もとっても大切です。ただ、「こころのケア」とのバランスは取れているでしょうか。

 こころが置き去りになりがちな社会が、子どもたちの不登校という形で表れていることもあります。

 今の時代は、流れがとても早い。

 昔なら、郵送で書類を届け、郵送で返ってくるまで、ぼんやり待つ時間もありましたが、今はメールで送れば卓球のラリーのように返ってくる…忙しい時代になりました。

 卒業式も、昔は、先生との一生の別れになるかもしれないので、お世話になった先生には、どれだけ待っても挨拶をして学校を後にしましたが、今は、LINEやらSNSやら、人とつながる手段がいろいろあるので、子どもたちも卒業式もあっさり挨拶もなく旅立っていってしまったりもする…

 すべての物事は裏表で、良い悪いで語ることはできないけれど、「こころ」という時間をかけて育むものにとっては、生きづらい社会ではある。

 つらつらと書き連ねましたが、次回は、

1. 不登校、34万人超の時代:相談先選びの前に知っておきたいこと

という、具体的なお話をさせていただきます。

 皆さまの毎日が、ますます実り豊かな日々になりますように…

実りの森🌳 西野 薫

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