シリーズ『不登校過去最多の今』1

1. 不登校、34万人超の時代:相談先選びの前に知っておきたいこと

1-1. 不登校の現状:過去最多、増加傾向、低年齢化、長期化

 文部科学省の調査によると、2023年度の小中学校における不登校児童生徒数は、過去最多の約34万人に達しました。
 これは、11年連続の増加しており、特に小学生の増加が顕著です。また、不登校の低年齢化や長期化も進んでいます。

1-2. 不登校の原因:多様化、複雑化する背景

 不登校の原因は、一つではありません。心理的な要因(不安、抑うつ、無気力など)、社会的な要因(友人関係のトラブル、いじめ、学校の競争的な環境、同調圧力への疲弊など)、家庭環境の要因(親子関係、家庭内の不和、急激な生活環境の変化など)、発達の特性(ADHD、ASDなど)など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

 また、コロナ禍による生活環境の変化や学校活動の制限も、不登校増加の一因と考えられます。特に子ども同士の関わり合いの中で社会性が身に付く時期に、関わり合いが制限されたことで、コミュニケーション能力が年齢に対して低くなる傾向もありました。

1-3. 相談の重要性:早期相談で解決への道が開ける


 不登校は、早期に適切なサポートを受けることで、より良い方向に道が開ける可能性が高まります。

 一人で悩まず、専門機関に相談することが大切です。


 専門家は、お子さまの状況を詳しく把握し、適切なアドバイスや支援を提供してくれます。
また、保護者さまの悩みや不安を軽減することもできます。 

1-4. 相談先の種類:公的機関、民間機関、医療機関、その他

不登校の相談先には、さまざまな種類があります。


公的機関: 学校、教育委員会、教育相談センター、教育支援センター(適応指導教室)、児童相談所、保健所・保健センターなど


民間機関: フリースクール、カウンセリング施設、親の会、NPO法人、民間団体など


医療機関: 児童精神科、心療内科、など


その他: 電話相談、SNS相談、メール相談など

それぞれの相談先には、特徴や役割が異なります。


次の章、2. 不登校の相談先:どこに相談すればいい? では、これらの相談先について、詳しく解説します。


実りの森🌳 西野 薫

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